[00:24.42]僕が死のうと思ったのは
[00:31.31]ウミネコが桟橋で鳴いたから
[00:37.26]波の随意に浮かんで消える
[00:44.08]過去も啄ばんで飛んでいけ
[00:50.35]僕が死のうと思ったのは
[00:56.59]誕生日に杏の花が咲いたから
[01:02.34]その木漏れ日でうたた寝したら
[01:08.84]虫の死骸と土になれるかな
[01:15.37]薄荷飴漁港の灯台
[01:20.33]錆びたアーチ橋捨てた自転車
[01:25.41]木造の駅のストーブの前で
[01:29.52]どこにも旅立てない心
[01:32.99]今日はまるで昨日みたいだ
[01:36.05]明日を変えるなら
[01:37.67]今日を変えなきゃ
[01:39.80]分かってる分かってるけれど
[01:49.00]僕が死のうと思ったのは
[01:55.79]心が空っぽになったから
[02:01.67]満たされないと泣いているのは
[02:08.10]きっと満たされたいと願うから
[02:39.04]僕が死のうと思ったのは
[02:46.00]靴紐が解けたから
[02:51.60]結びなおすのは苦手なんだよ
[02:58.13]人との繋がりもまた然り
[03:03.87]僕が死のうと思ったのは
[03:10.51]少年が僕を見つめていたから
[03:16.33]ベッドの上で土下座してるよ
[03:22.78]あの日の僕にごめんなさいと
[03:28.88]パソコンの薄明かり
[03:32.03]上階の部屋の生活音
[03:35.24]インターフォンのチャイムの音
[03:38.20]耳を塞ぐ鳥かごの少年
[03:41.78]見えない敵と戦ってる
[03:44.46]六畳一間のドンキホーテ
[03:47.90]ゴールはどうせ醜いものさ
[03:56.50]僕が死のうと思ったのは
[04:03.08]冷たい人と言われたから
[04:08.91]愛されたいと泣いているのは
[04:15.35]人の温もりを知ってしまったから
[04:46.20]僕が死のうと思ったのは
[04:53.22]あなたが綺麗に笑うから
[04:58.49]死ぬことばかり考えてしまうのは
[05:04.98]きっと生きる事に
[05:06.82]真面目すぎるから
[05:10.82]僕が死のうと思ったのは
[05:17.19]まだあなたに
[05:18.44]出会ってなかったから
[05:23.05]あなたのような人が生まれた
[05:29.52]世界を少し好きになったよ
[05:35.26]あなたのような人が生きてる
[05:42.46]世界に少し期待するよ |